人の耳では聴くことができない高周波数の音波のことを「超音波」と呼びます。腹部エコー検査は腹部臓器(肝臓、総胆管、胆嚢、腎臓、脾臓、膵臓、消化管など)を調べるための検査です。リアルタイムで検査対象の臓器を観察、診断することが可能です。X線は使用しないので、放射線被爆の心配はありません。
消化管ガスが多い、肥満などで超音波検査の描出能が低下する場合があります。その場合はCTなど他検査が可能な施設へご紹介します。
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超音波検査を受ける際は、事前に絶食にしておく必要があります。検査時は、検査台の上に仰向けになります。検査をする部位にゼリーのようなジェルを塗り、プローブを腹部に押し当て、腹部臓器(肝臓、総胆管、胆嚢、腎臓、脾臓、膵臓、消化管など)を観察していきます。検査部位によっては、被験者の方は横向きや座位になることもあります。検査時間は10-20分程度です。